札幌一日目

 朝11時ちょうど福岡空港発の飛行機で札幌へ飛ぶ。今回は、11月1日夜
イナダ組の亀屋初日を観るという目的で。それ以外、人と会う約束も何もない、
完全フリーな一人旅で3泊4日。


 今回、芝居の次に楽しみにしていたことが一つあって、それは、なんてことない
普通のお蕎麦屋さんなんだけど、そこへ食べに行くこと。前回夏のジャンボリーで
札幌へ行った時、向こうの友人と会って、中島公園を歩いていてふらっと入った
蕎麦屋さんなんだけど、おいしくて私はとにかく感動しちゃったんだよね。
恥ずかしながら、その時「冷やしたぬき」なんつーお蕎麦のメニューがあることも
初めて知ったんだけど、その冷やしたぬきよ、もう一度!とジャンボリー以来この
二ヶ月半の間ずっと忘れられなくて、地元のお蕎麦屋さんへ行って食べてみたり
するんだけど、やはりあのお店の味とリーズナブルな値段のマッチングに
かなうものはなかった。いつもの(ってジャンボリー以来2回目ってだけだけど)
ホテルにチェックインして部屋に荷物を置くとすぐ、地下鉄に乗って中島公園まで。
前回一緒に行った友人も私も、お店の名前も覚えてなかったんだけど、
地下鉄の駅から出てわりと近くだったので、歩いてみるとすぐに発見。
ところがこの店、お昼だけしか開かないお店だったようで、開店時間は
11時〜15時まで。私が行ったのがもう夕方の16時30分くらいで、残念〜。


 この時期の北海道の気候がわからなくて、私は家ではまだ薄い七分袖ブラウス
一枚ぐらいの格好だけど、昨年の祭りの時、結構寒かったよなぁと思いながら、
札幌の友達に「ダウンジャケット要るかな?」とメールしたら「ダウンはまだ
早い、フリースぐらいでいいよ」と返事が来た。しかし、普段の生活から
一気に寒いところへ行くので寒さに体が慣れてないし、私はとにかくド級
寒がりなので、念のためにダウンも持っていってたのだ。でも札幌上陸したこの日、
確かにそんなに寒くなかった。ダウンなんて着たら汗だくになっちゃうし、まだ
ちょっと街を歩くと恥ずかしい感じで、私はフリース一枚着て歩いた。地元民の
言うとおり、フリースだけで良かったな、ダウンなんてかさばるもの持って来るん
じゃなかったと思いながら。確かに街角にずっと立ちっぱなしでビラ配りしてる
人なんかは、ロング丈のダウンコート着てる人もいた。外でじっとしてると
かなり冷える感じ。その他の街を行くダウン姿の人は、明らかに「旅行者だな」って
感じ。そして札幌はなぜか中国人らしき観光客がすごく多い。


 大丸札幌店の食品フロア“ほっぺダウン”で大丸札幌店限定の
北菓楼「Cカップゆきプリン」と「Fカッププリン」をゲット、
夜、ホテルの部屋でテレビを観ながらむさぼり食う。シフォンと
ミルクプリンが絶妙。「よくかき混ぜて食べてください」と書いてあった
けど、私はあんまりぐちゃぐちゃに混ぜるのが好きではなく、ほどほどに。


 明日は小樽へ行ってみようと思いながらホテルで就寝。