モ見舞い

 入院していたモリの所へ、CUEの皆さんお見舞いに行ったけれど、
チームナックスだけがなかなか現れなかったらしい。
 ”ナックス以外全員来たぞ!?まさか、ナックスは誰も来ないのか?”
と思っていたところに琢ちゃんがふらっと現れて「ナックスの人だ!」
って(笑)。
 ナックスの距離感って、傍から見てるとなんだか難しい。学生の頃から
10年の付き合いで、サークルの友達あるいは先輩後輩から始まった仲間が
同じ事務所に所属して、仕事仲間にまでなって。
 お芝居を作るときにはかなり喧々諤々になって「険悪なムード」に
なるようだが。モリは『COMPOSER』の時にすごいぶつかって
「もうだめだ」みたいになりそうだったらしい。友達、仲間から
始まってるところの難しさか。琢ちゃんは「もっと、友達とかじゃなくて、
遠慮しあう仲だったら楽だったろう。何でももう言い合えるようになってるから
リーダーは大変」と言っていたが。
 洋ちゃんは以前の『an・an』で”人との距離感”がテーマの時、
「『仲が良いから何でも言える』と思ってしまうのは、危ないなと思う。
距離が縮まって仲が良くなった時期だからこそ、言っちゃいけないことってある」
と話していた。「後輩だったら、『そこの芝居は、そうしないほうがいいよ』って
言えることでも、同年代の仲間には言わない。そこは呑む。あいつがいいと思って
やってるんだからって。これからもずっとこの仲を続けたいからこそ、気を使います
よね」。
 今や、忙しくてスケジュールが合わないというのもあるけれど、ナックスの
誰かと誰かが一緒に飲みに行く、なーんてことはほとんどないみたい。
 シゲちゃんが『1リットルの涙』で東京の仕事してる時、東京の行きつけの
蕎麦屋さんに入ろうとして店の外から見たら、『ウーエン・イ・ウースト』の為、
同じく東京に滞在していた顕ちゃんが一人で飲んでるのが見えたので、店に入らず
そのまま帰ったらしい。
 モリが言っていたのは「安田さんは(飲みに)誘わないと怒る、誘うと断る」
ってさ。でも、久しぶりに『ハナタレナックス』のロケとかでナックス全員が
集まると、みんな懐かしくて嬉しくてしょうがないという風になってはしゃいでる。
 私も、職場ですごく意気投合して、一緒におしゃべりしたり仕事するのが
楽しくて仕方ない人たちがいるが、その人たちとプライベートで一緒に
遊びに行ったり改めて休みの日に待ち合わせて食事に行ったりということは
ない(仕事帰りに食事することはあっても)。そういう関係もあると思う。
 先の『an・an』の記事に戻ると、洋ちゃん「何もない時に『飲もうか』
と言い出すことは、まずないですね。誘われたら『うーん、行くか』となるけど。
仕事の延長線上にある遊びじゃないと、どうも面倒くさい。だからもし仕事が
なくなったら、ほとんど会わなくなっちゃう友達もいる。で、それが平気かと
いうと、すごーくさびしい。ずっと仕事で『しゃーなく会う』関係でいたい。
僕ってそういう”中期どまり”な仕事関係の友達が多いんだけど、意外とそれが
心地よかったりもする」
「仕事とかをはさんだ状態が楽だし、お互いに話をしててこんなに面白い
連中はいないと思いますしね。まあ話といってもなんのことはない、ただの
幼稚な下ネタなんだけどねえ(笑)」
 これは、藤やんたちのことか?おそらくHTBの杉山ちんとかただけんとか
その他もろもろ、テレビ局関係のスタッフさんたちのことだろうな。