おにぎりあたためますか

 HTBの佐藤麻美アナ、洋ちゃん、シゲちゃんの三人で各地をまわり、
ひたすら食べまくる深夜番組(企画・構成はもちろん鈴井貴之)。
 今回は、千葉県から東北まで北上する麺食いの旅をリポート。


 一件目は千葉県・佐原市の黒切そば。北海道産の昆布を麺に
練りこんであるため黒い色をした蕎麦。

 二件目は茨城県水戸市のスタミナラーメン。お店に向かう車中で。


佐藤麻美「次は、スタミナラーメンを食べます」


シゲ「よく聞きますよ、ニンニクが入ってさぁ」


佐藤麻美「まあ大体の人はね、スタミナラーメンと言うと、ニンニクが
     入ったものー!なんて言いますけど」


シゲ「スタミナがスゴイあるヤツが具になってる!」


佐藤麻美「どういうことですか?例えば」


シゲ「そりゃもう陸上選手とかが・・・」


洋ちゃん「ばかじゃないの!どこにお前、瀬古とか入ってるの
     (自分に苦笑)瀬古っていうのはまたずいぶん古い」


シゲ「古いねー古いねー知らんよ、10代の子」


佐藤麻美「今だったらきゅうちゃんとか言ってくださいよ」


洋ちゃん「俺はもう瀬古世代だから。瀬古と宗兄弟が出た日には
     もう大盛り上がりだったね、どっち勝つんだべ!みたいな」


シゲ「セコイってよく言いますけど、あれ瀬古さんから来てるんですよ」


洋ちゃん「えーうそー」


シゲ「あれ造語ですから」


麻美「うそだー」


シゲ「ホントです、命かけます!」


洋ちゃん「お前、命かけんの、ほんと」


 ここで、ナレーションが入る。

”と自信たっぷり薀蓄を語ったシゲちゃんだったが、その後の調べで
 ガセネタであることが判明。命をかけると言ったシゲちゃんには
 次回のロケできっちりとつぐなっていただきます。”


麻美「えーじゃあ瀬古さんが有名になる前は、セコイっていう言葉は
   なかったんですか」


シゲ「なかったんです。命かけます。なんなら母親の命もかけます」


洋ちゃん「人に同意するのを『そうそう』と言うのは、宗兄弟から
     来てますね」


 実は、ニンニクではなくレバーが入っているラーメンのことだった。

茨城のスタミナラーメンとは。普通のラーメンとはまったく別なメニュー
として水戸では一般的に食べられている。レバーと大量の野菜を醤油ベースの
あんかけでいただく。冷たいメニューがあるのも特徴だ。


 麻美は、この店の、女性の大食いチャンピオンが食べたという冷やし4玉
(950円)を注文。なぜか普通の4倍の量に挑戦するが・・・


麻美「4玉はちょっと多かったですねー」


洋ちゃん「麻美ちゃん残しましたね。セーブしたんでしょ」


麻美「まっ若干ね。このあと私は何が待っているかも知っているし」


洋ちゃんとシゲちゃんはいつも、次にどんなお店に行くのか、
何を食べるのかといった詳しいスケジュールは一切聞かされていない。


洋ちゃん「番組当初はセーブするなんて言ったらまぁー麻美さんには
     ずいぶんおこられたもんです
     『はあ?セーブ?!なんですか、それ!デパートですか!』
     よく言われたもんです」



麻美「次は栃木県佐野市で佐野ラーメンをいただきます
   ある道具を使って麺を打つんですよ。
   私たちが経験あるのならば、それを踏んだことはあるかもしれません。」


洋ちゃん「(すかさず)シゲの写真!
     佐藤(麻美)さんがよく踏んだりします?」


麻美「いやぁー小さい頃踏んでたかもしれません」


洋ちゃん「ドジ!!」


シゲ「おー!一枚、一枚」


スタッフから拍手が起こる。


シゲ「そうそうそう、褒め称えて!!」


シゲは洋ちゃんのご機嫌のとりかたを心得ている。


麻美「私たちが疲れたときに踏むかもしれませんね」


洋ちゃん「はぁーわかった、青竹ですね!」


麻美「正解です」



 このようなゆる〜い旅も、見ていてなかなか楽しい感じ。