まんぴん2006〜若葉の頃

 オクラホマの漫才、コント・大下宗吾のピン芸、3人によるコント等の
お笑いライブ。もし私が札幌に住んでたらきっと観に行ってると思う
(前売りも当日券も千円だし)けど、九州くんだりから泊りがけで行く
ほどのことはないかなぁ(スマン)。藤尾くんはかわいいと思うんだけど。
 3月5日、洋ちゃんが札幌に戻ってきて(今、ほとんど東京にいるから)
その”まんぴん”を観に行った。洋ちゃんはオクラホマの二人とは、
サンサンサンデーで一緒に仕事したり、ご飯をおごってあげたり、
一緒にカラオケやキャバクラ(北海道ではニュークラ(ニュークラブ)と
言うらしい)まで行ったりのお付き合いぶりなのに、オクラのライブに
行ったのは今回が初めてだったんだって。そこでの洋ちゃんの感想。


 藤尾くんのファンのアホな子がいますね。これはいかがなものかと思うね。
河野が藤尾につっこむと「うわ〜河野くんひどい〜」みたいな。
アンケートにもありました「藤尾くんをそんなに叩かないでください」
あれはいけません。例え藤尾くんのファンだとしても、つっこみにひくのは
やめてください。「えーかわいそう〜」みたいな。
それは芸人さんをダメにしますから、そういう見方をしちゃいけません。
大半の人はそれを観て笑うわけですから、そこでかわいそうという
リアクションはいけません。舞台と言うものは、お笑いもお芝居も、
演じる人がいて、観てくれるお客さんがいて、やっと成立するもの。
気持ちはひとつのほうがいいんですよ。絶対に笑わないぞというお客さん
ばかりが来たら、どんなに面白いネタをやったところでウケが悪い。
歌のライブにしたって、盛り上がるぞーという人がいっぱいいるライブと、
俺たちは盛り上がらないぞーという人がいるライブでは演者のノリも違います。
お客さんが盛り上がろうと思って、お笑いだったら笑ってあげようという
気持ちがもちろんなきゃいけない。なんでもかんでも笑うというのは
いけませんよ、もちろんつまらないもので笑う必要はない。
 ナックスのお芝居でも、ジャンボリーみたいなイベントであれば、
「うわ〜!キャー!!」と楽しんで嬉しいんですけども、
お芝居をじっくり観ようかなというお客さんの横で、(メンバーが
ステージに)出ただけでワーッ!!と拍手をしたりというのは、
みんなの方向性から逸脱してしまうわけ。ナックスも成長する、
お客さんも成長するということで初めていい舞台が出来る。
スタッフとお客さんとみんなでいいものを作っていこう。


 話してる途中から、だんだんオクラホマのライブの話から、自分たち
ナックスの芝居の話になってるんですけど(笑)。
 お笑いライブだったら、明らかにネタでやってるってわかるから、
私も「藤尾くんかわいそう〜」みたいな反応にはならず、笑ってると思う。
 でも『水曜どうでしょう』の中の洋ちゃんには、「かわいそうー」って
つい思っちゃうことがよくあるな。もう今では何回も何回も見て慣れちゃった
けど、ヘリで吐いたり、四国で車酔いして顔が青ざめてたり、
顕ちゃんが牛乳を吐いたり下痢なのにトイレを我慢させられたりしてるの
見ると、かわいそうでならなかった。
 どうでしょう祭りで、大きなスクリーンでそのシーンが映し出された時、
観ていたファンの男の子たちがすごく大きな声でゲラッゲラ笑ってるのが
腹立たしかったもの。
 でも製作者サイドからは、バラエティなんだから、笑ってもらえて本望
みたいな感じなんだろうね。どうでしょうは、脚本も無い、バラエティと
いってもドキュメンタリーな要素が多分にあるから、こっちも単なる
「作り物」としては見れないんだよ。