特命係長 安田顕 2回目

 今回のチーム分けは、大泉・音尾のTEAMエリートVS森崎・佐藤の
ダメダメ社員TEAM窓際という組み合わせ。
 いつものハナタレではヘンなメイクだの衣装だのばかりの洋ちゃんと
琢ちゃんが、すっきりとかっこいい(というか普通なんだけど)、
サラリーマンの格好。琢ちゃんもメイクでヘンなシワとか書いてないので
つるんとしたさっぱり顔になってる(これが普通なんだって!)。
しかし別に”エリート”には見えないがなぁ(笑)。
 対してTEAM窓際さんたちは、二人とも大きな黒縁めがねをかけて
モリはマッスルの「森崎先生」みたいなズラ。前髪が短くてまっすぐ
そろってて、やけにおでこが広くてすごく間抜け。
 モリのあまりにもお間抜けな風貌に、顕ちゃんは自分がくわえてた
たばこをモリの鼻の穴に突っ込む。モリは完璧なコントの人になった。

 顕ちゃんとモリのやりとりに、ひいてしまった、あとの三人は、
ずずずっと横に離れる。


洋「あの二人なんだよ、結婚してんのは。俺たちが独身なの。」


 怒った顕は、またバスローブの胸をはだけて「イジれ!」の文字を
出したかと思ったらすぐ「黙れ!」の文字を出して、洋ちゃんが
「うわっジレンマ!」と言うと顕は喜んで、イジれ!黙れ!を
交互に何度も出したり隠したり出したり隠したりで、しまいには
洋ちゃんが「帰れ もう帰れ!もう今日はいいから!」と言う。


 顕ちゃんが進行役なので、急に軽快な口調になって
「そろそろ進めないと・・・」といきなり話し始める。
他の人たちは、あまりの変わりように「もう、キャラ捨てちゃった」
と笑う。


洋「ボク今までで一番好きですよ、この(TEAMエリートの)
  キャラクター。こんなかっこよくしてもらったことないもん
  ハナタレで。ねっ」

琢「こんな普通で出たこと無い」


顕「面白くもなんともないですね!」


 さすがかっこつけしぃの洋ちゃん、バラエティーといえども、おかしな
格好で出るのは本当はあまり好きではないのだ。自分がおかしなことを
言って笑わせるのはいいけど、おかしな格好をして笑われるのは
好きではない。自分がかっこいいと思える自分でいたいのだ。
藤やんもよく言っていることだが、ミスターさんは全身タイツだろうが
タコ星人だろうがなんの疑問も不服も持たず、抵抗なくやっちゃうが、
洋さんはそうではないのだ。


”特命係長 安田顕、やっちゃうよバカやろう
 特命① 海外スパイを暴きだせ!

 バトルⅠ 特命!狙われた安田商事、ビリビリアポなし電話バトル”


ルール:安田が指定した相手にアポなしで電話をかけ、英語を5回言わせる
    タイムを競う(海外スパイなら英語を使うだろうという設定)。
    チームの合計タイムが少ないほうが勝利。得点は100ポイント。
    社会人の常識として、丁寧な言葉使いで話すこと。


モリ「つまり営業の電話をかけるんだ。得意です!僕はこう見えて
   エリートサラリーマンだったことがあるから」


”TEAM窓際 森崎の真実〜
   大学卒業後、東京の1部上場企業に就職。営業マン経験あり。”と注釈。


顕「じゃあ、丁寧語ってのはどういうもんなのか、見本みしてやってくれ。
  今から俺が言う言葉を丁寧語で。『安田がホテルへ行く』」


モリ「安田さんが・・・・おホテルへ・・・・」


琢「(呆れて)嘘だろぉ?」


モリ「安田さんが・・・シェラトンホテルへ・・・」


洋「いいホテルにするな!」


モリ「安田さんが・・ホテルへおいであそばれる」


一同失笑。


ルール:丁寧な言葉使いができなかったらビリビリマシン(ハナタレで
    よく使われる)でおしおき。
    決め台詞を言い電話を切ったら終了
    「このスパイめ!安田商事を相手にするなんざ、100年早いわ!」

顕「安田商事を相手にするなんざ、100年ハワ・・ハヤいわ!」


洋「かみかみじゃねーか」


顕「(もう一度言い直そうとする)やしゅだしょうじを・・・」


何度やってもどんどんかみまくって全然うまく言えない。


 一番バッターはTEAMエリート音尾くん。電話の前にスタンバイする。


顕「音尾、丁寧語を忘れんなよ。丁寧語を忘れたらこうだかんな!」
  (琢ちゃんにつながったビリビリマシンのスイッチを入れる)

琢「(ビリビリ〜〜ときて)これがイイー♪」と、苦悩のような恍惚の
  表情を浮かべ、みんなに「バカだなー」「Mだ」と言われる。

電話のところに書いてある、誰の番号かわからない携帯番号にでんわをかける。

電話の相手「はい、もしもし」


琢「ワタクシ安田商事の音尾と申しますが、どちら様でございますでしょうか」


自分から電話をかけておいて、相手にどちら様かを聞かなきゃならないドキドキ。

洋ちゃんは、相手の「はい、もしもし」の声を聞いて誰だかすぐにわかったよう。

洋「わかった!こいつに丁寧語はキツイな」

電話の相手「え、いや藤尾ですけど。もしもし?」


事務所の後輩、オクラホマの藤尾かー!と琢ちゃん動揺。

シゲ「英語を言わせないと!」


琢「藤尾様、グッドモーニング!」


藤尾「グッドモーニング」


 相手のバカさに助けられて英語1つめクリア。

①グッドモーニング


藤尾「え・・・どうしたんすか?」


琢「どうしたんすかもなにも。ワタクシからお仕事のお話をあなたに」


藤尾「あーそうなんすか。仕事もらえるんすか?」

藤尾はナックスの中で、音尾くんのことだけは、あまり先輩と
思っていないフシがあって(自分におごってくれないから)、
いつも明らかにナメた態度を取るのがおかしい。


琢「(カチンときて)仕事もらえるとかそういうことじゃなくてな!」


すかさずビリビリマシンが作動。痛さにびっくりする琢ちゃん。

洋「今は丁寧語じゃなかったですから」

     (特命係長 安田顕・・・2回目終了。次回の3回目に続く。)