釣りバカのヘアメイクさん

 (昨日の続き・・・)


洋「(メイクさんがずっと寅さんをやっていたと聞き)それは幸せなこと
  ですねって言ったら、ほんとだね、ほんとに幸せだったって言って
  ました。
  ”渥美さんというのはどんな方なんですか?”と訊くと、
  ”いや、変わりませんよ。映画とそんなに変わりません。無口では
   ありますけどもね、素敵な方でした”だってよ。」


顕「あなたはバカじゃない!釣りバカの皆さんは究極の天才の集まりですよ!
  (撮影は)いつまでやってるんですか?」


洋「現場にいらっしゃる?」


顕「大泉撮影所というのはどちらにございますか?」


洋「大泉撮影所はもう終わっちゃったんですよ。この後は石川県に
  なります。」(昨日のモバCUEで洋ちゃん輪島に行ってたな)


顕「新幹線でどれくらいですか?」


洋「そんなにかからないんじゃないですか。3時間ぐらいあれば
  来るんじゃないですか」


顕「次郎長終わりましたら、舞台のほうがございますんで。その頃まで
  やってますか?やってないかなー」


洋「5月20日過ぎごろまで私の出番がございます。もしお時間があれば
  いらっしゃれば、私、紹介しますよ。」


顕「お願いします!」


洋「うちの劇団の安田です。ってね。
  そのメイクさんの手を見たいわけでしょう。でもね、やっぱりすごい実力
  でしたよ。”あのーできれば外巻きで”って言ったら・・・」


顕「何を言ってるんですか!あなた内巻きでいってください!」


洋「いや、どんなに素晴らしい方でも、僕は僕の髪型があるわけですから。」


顕「新しい自分を見つけたくないですか?!」


洋「いやいや、だって、でもサザエさんみたいな髪型になっちゃうんですから
  それでずっと出るわけにはいかないですから。
  ”外巻きで”って頼んだら、次からビターっと、私が言った通りの髪型に
  なりました。その実力たるや素晴らしいものですよ。
  そのメイクさんが、かわいいんですよ。休憩挟んだあと、メイクなおして
  いきましょうって言ってたんだけど、”大泉さんお願いしまーす”って
  スタッフさんから呼ばれたもんですから、僕あとでメイク直しに来ますね
  って言ってたんだけど、メイク室に寄り忘れたんです。そしたら
  メイクさんが来て僕の顔を塗ってくれて”すいません、どうもありがとう
  ございます”って言ったら”ダメ、もう許さない”と言うわけですよ。
  ”あれ、なんでですか?””だって、来るって言ったのに来てくれないん
  だもん”って怒っちゃって。かわいいんですよ。」


顕「あとでお名前を聞かせてください。わたくし、北海道限定のお菓子を
  その方に差し入れしますので。」(おいおい、またじゃがポックルかい?)


洋「素敵な方です。下の名前は、ケンコさんと言うんです。」


顕「うそでしょ?」


洋「ほんとです。」


顕「つながり感じるなー!俺。」


洋「全然違うよ、バカ!お前の字(顕)と全然違います。ケンコさんで
  勝手につながりを感じるのやめてください」