ビビビのねずみ男

 私がナックスの中で一番好きなコンビ、洋ちゃんと顕ちゃんで長年やってる
ラジオがゴルゴルゴ。番組の冒頭で、汽車がシュボーーーーと走る音がする
蒸気機関車かな)。これがバカ列車。毎週、へんてこな「議題」というのがあり、
それについてけないと、バカ列車に振り落とされることになる。私、ついてけない
もんなー。大泉洋のサンサンサンデーにはテーマのメール送ることがあっても、
ゴルゴには送ったことがない。あの列車に乗るのは難しいわ。線路際で眺めてる
だけでいいか。
 ゴルゴで楽しみなのは、議題に入る前に、近況報告と称して二人でお話する
ところ。


顕「最近の先生(洋ちゃんのこと)の活躍には目を瞠るものがございますね」

洋「ありがとうございます」

顕「すごいと思います、東京タワー主演」

洋「7月29日放送、どうぞよろしく」

顕「過去でございますけどゴールデンのトレンディドラマといいますか、
  出ていらっしゃって、映画の方も出ていらっしゃいますし」
(なにか言いたいことがあるのでわざとらしく持ち上げている)

洋「ブレイブストーリーもこの夏、公開になります。ブレイブストーリー
  ワタクシ、カンヌにも行ってまいりますんで」


顕「私は赤い絨毯になってあなたに踏まれたいぐらいでございますよ」


洋「踏めと言われたら別に今でも、踏むわけでございまして、別にあなたに
  赤絨毯になってもらわなくても、踏んでほしいんであれば、いつでも
  踏む覚悟はあると言っておきましょう。いいですよ、踏みますか?」


顕「いや、いいです。なんでこんなことを言っちゃったのか・・・
  また映画(出演)が決まったらしいですね」

洋「まさに今、釣りバカ日誌を撮影中でございますけど」

顕「今度の新しい役っていうのは、今までになく絶賛したい」

洋「ありがとうございます」

顕「(いよいよ核心をついてきて、ワクワクした声で)なにやるんですか?
  何やるんですか?」

洋「ご存知でしょうかね、みなさん。ビビビのねずみ男っていう役。
  みなさん、ただ”ねずみ男”なんて言う方いらっしゃいますけど
  ちゃんと”ビビビ”ってつけて欲しい。ゲゲゲの鬼太郎という映画を
  松竹の方で、アニメを実写でやろうと考えた人がいるんですね」

顕「CGとかいっぱいあるからね」

洋「俺は別にアニメでよかったんじゃねえかと思うんですけど、
  百歩譲って鬼太郎はいいでしょう、ねずみ男を誰がやるんだって
  ことになって困ったんでしょうね。俺だ!って言うんだもん」

顕「いやーねー、僕ね、今までの中でもすごく期待してる♪今までだって
  期待してたよ、いろんなことやってんだもん」

洋「お前、嬉しそうだねー、今回ばかりはねー。釣りバカ出るって
  言った時にはお前、うらやましそーに、『ハァ〜僕も出して出して』
  って言ったけどね、ねずみ男って言ったら半笑いだもんね」

顕「世界でねずみ男やれる人ってそういませんよ。その中であんた、
  ビシッとトップで入ってくるもん」

洋「あーそう。武器は口臭と屁なんだって。ねー!俺、ト書き読んで
  驚いたよ。『そう言ってねずみ男は柱を齧る』って書いてあった。
  ねずみ男はねー、嬉しいことがあると柱かじっちゃうんだって!
  カリカリカリ・・・って。驚いちゃったね、俺は柱かじった
  ことなんかないんだよー。」

(長くなったので明日、続きを書きます)