ベトナム土産話 その2

 ベトナム話の前に。supimamiさんへ〜本日の洋ちゃんの
スケジュールだよ〜。私が知りうる限り、ここに書くって約束した
からネ。


 今は、京都で連日鬼太郎の撮影だが、今日は日曜日、夜10時から
HBCラジオ大泉洋のサンサンサンデー」がある。今週はラジオ各局
サンクスウィークということで、力を入れなきゃいけない。
(私の聞きかじりですが、なんでもラジオの聴取率は、半年に一度しか
調べないので、6月と12月に、リスナーサンクスウィークとか言って
豪華プレゼントをバンバン出したりするのは、そのためだとか。)
 
 今日のサンデーは生放送ということで、是非札幌に帰らせてください!
ってお願いしていたが、撮影の都合で、どうなるかわからなかった。しかし
昨日の撮影がとんとん拍子に終わり、今日の撮りが少しで終了した。
「帰れます」「帰ります!」ってことになり、急ぎ空港へ。
 
 今日の夕方6時すぎに千歳空港に着く。そこから急ぎ家に戻り、
8時45分〜9時15分までお風呂。汗が引くのを待ちながら、
録画しておいた自分の番組を見始める。それからあわててHBCラジオ
行き、10時からサンデー生放送。って、スタジオには5分前ギリギリで
入ったみたい。どんなけ家からHBCが近いのかしらないけど、10時から
生放送なのに、お風呂9時15分に上がった時点であわてない?普通。
そんな時でも家に戻れば必ず自分の番組を見る、って、ほんと自分大好き。
このひと時が、洋ちゃんが一番ホッとする時なのかもしれないが。



 それでは、ベトナム話の続きを。

洋「オフィスキューのファンクラブのみなさんと洋ちゃんの
  バースデーをベトナムで祝おうというツアーだったんですよ」

藤尾「しゃれてますよね(笑)誰が考えたんでしょうか」

洋「うちの副社が『やっぱ洋ちゃん、それやんなきゃ』って
  藤原紀香ばりに。
  
  ベトナムいち大きい豪華なホテルにツアー客130人弱が
  来てて、でっかな円卓が10個ぐらい並んで。ぱっと見、
  だから・・・そうだなあ、イメージしやすいもので言うと、
  まるで披露宴会場だ。そこに俺と社長と河野が行ってだ、
  まず河野が前説して、鈴井貴之が現れて『今日の主役
  大泉洋さんをお呼びいたしましょう』って言ったらドンと
  明かりが消えて、さーっと曲が流れてくるわけだ。流れる曲は
  『水曜どうでしょう』で僕が歌った、ベトナムでは知らない人が
  いないという『恋人よ』ですよ。社長がイントロ紹介してくれて、
  バキーンとドアが開いて、俺が金の王様の服を着て現れて、
  マイクを持って『枯葉散る夕暮れは〜♪』歌って、ピンスポが
  俺を追いながら各円卓をまわって、ツアー客が『うわぁ〜〜!!』
  大歓声。その日ばかりはカメラもOKだ、全員がバシバシ写真撮って
  『来る日の寒さをもーのがたーりー♪』で全員と握手。ディナーショー
  ですよあれは。ライブだから。大盛り上がりですよ。


  向こうには民族衣装のアオザイっていうのがあるわけ。チャイナドレス
  みたいなもんなんだけど、チャイナドレスっていうのは緑とか青の
  きれーなやつにスリットが入ってるのが特徴じゃない。アオザイ
  もうちょっと上品なんだよね。アオザイは下にもパンツを穿いてる
  わけ。白いスラーッとしたパンツを穿いて、その上からチャイナドレスを
  着てるような感じなのよ。あれを着るとほんとかわいく見えるね。
  ベトナムで、行ったその日に作れちゃうわけよ。オーダーメイドのお店に
  行って、自分の体に合わせてアオザイを作ったら一日ぐらいで
  できちゃうのね。ツアー客はベトナムに行って、僕のバースデー
  ライブまでに作り上げてきてて、それを着て参加してくれる人が
  多かったわけよ。上下、靴から全部作っても1万円弱で
  作れちゃう。日本人にしてみたらそんなに高くない。まぁ
  思い出にみんな作ってるって感じですから。みなさん正装ですよ。」

河野「みんな初日のラフな格好からアオザイのきれいな感じに変わってて、
    みなさんかわいく見えました。」

洋「河野くんも正装してたな。」

河野「僕なんかアロハを買いましたよ。豹の。」

洋「何匹豹がいるかっていうぐらい体中豹だらけでなぁ。ベトナムの人は
  生地を縫う時、豹の絵がどこに行くのか関係ないから、せっかくの
  豹の顔が脇の継ぎ目とか縫い目に豹の顔きてるから。ぱっと見、
  わかんないよ、豹の顔だ、って。あとキャラクターのプリントのも
  あったなぁ。バットマンとかスパイダーマンとかでも、どこに
  バットマンの顔来るかおかまいなしだから。スパイダーマンの顔に
  思い切りポケットかぶってるよ。なんでスパイダーマンの顔に
  布はるの?っていう感じに。



  社長に『恋人よ』のイントロ紹介してくれって言ったのよ、副社が
  『あんた、ちゃんと紙に書いといてよ』って言っても社長は
  『やるっつってんだろ』って、ずっとやらないわけよ。直前になって
  やっとのことで紙に書き始めたんだけど、河野に、『司会用の机にライト
  あったか?ライトつけといてくれ』とかって言うわけ。俺が出る時
  暗くなるからメモが見えなくなるからね。でも電気なかったんだよ。
  おっさんメモしたやつ全然わからんくなった。そしたら何を言うかと
  思ったら『えー大泉くんは最近、白身魚を食べるとアレルギーが
  出ちゃう体になっちゃって、ベトナムでも白身魚をうっかり食べちゃって
  アレルギーが出てしまいました。それでは歌っていただきましょう』って
  よくわからんイントロ紹介してて、イントロ50何秒ですよ、って
  言ってんのにからおっさん、俺の歌いだしとイントロ紹介がかぶってんだよ。
  俺もう『枯葉散る〜♪』って言わなきゃいけない時に、まだあの人の
  イントロ紹介がまだ『それでは、恋人よ!』とか言ってるから、
  枯葉散るの部分が歌えなくて『夕暮れは〜♪』途中からになって
  しまって、おっさんヤル気がないというか、しっかりしてくれよと
  いう感じでございましたけれどもね。」


(まだまだ続く〜)