クソをモチに変える

 『花よりもなほ』観てきた。嫌われ松子とどっちにしようか迷ったんだが。
琢ちゃんが昨日、松子観て、「なまら面白かった〜」と書いていたので、もし
都合がつけば、松子も観に行くかも。いやあ、松子ってロクでもない男が
たくさん出てくるしょ?映画でまでそんな男ばっかり見なくていいかなって(爆)。

 モチがクソに変わるのは“消化”だけど(笑)、“クソをモチに変える”っていうのは
“昇華”なんだよね。『花よりもなほ』ホームページはかわいくできてます。

http://www.kore-eda.com/hana/

この中のメッセージという所をクリックすると出てくるコメントに、次のような
ものがある。

 
仕返しをしたい人がいましたが、この映画を見て思いとどまりました。
今、仕返ししたさを抱えている人。とりあえず観てください。
                 松尾スズキさん(作家・演出家・俳優)

 


 う〜ん、映画の感想を書くのに、あらすじをだらだら書くんじゃなくって、
こういう風にひとことでズバッと書きたい!
 私の観に行った劇場では『花よりもなほ』パネルに、観た人が紙に感想を書いて
貼れるようになってたんだけど、それに「平家の人たちが仲が良くて
楽しそうだった」というのがあって、「平家」?そんなお話だったか?
と思ってちょっと考えたら、このメッセージを書いた人はきっと、「平屋」って
書きたかったんだーと気づいた。でも、もいちど突っ込ませてもらうなら
「平屋」じゃなくて「長屋」のお話ですから。
 とにかく楽しく観れる映画です。なんか最近、難しい映画が観れなくなっちゃった。
洋画の字幕を読むのも面倒。登場人物の顔も覚えられないし、ストーリー展開も、
あまり早いとついてけない。おばあちゃんになっちゃったみたい。昔は
ロシア映画だとかチェコの映画とか、今だったら絶対眠くなっちゃう
ようなのをよく観に行ってたものだが。最近めっきり邦画ばかりですわ。
ダヴィンチ・コード』もねー、原作本はずっと前に読んだけど、映画は
観に行く気、ナシだもん(やる気ねーなー)。
 とにかく、是枝監督の作品、良かったっす。子役が主に二人出てくるんだけど、
二人とも、きゃわいかったし〜♪
 誰かがトイレで踏ん張ってたら「たくさん、たっくさん〜♪」と歌いながら
ぴょんぴょん飛びたい。
 ま、感想はこんなところ。今後、いろんなものを観たら、感想などを一言
コメントで的確に言い表せるように精進していきますわ(一生無理かも)。
私の理想とするのは、文章でも歌詞でもなんでも、難しい言葉をつかわないで、
簡単なことばだけで言いたいことをあらわせること。難解な言い回しを
使おう使おうとするのは好きではありません。
 昔よく、父親に言われていたのが、「勉強してて、わかった、って言うけど、
(全然なにも知らないウチの)おばあちゃんにもわかるような言葉で説明
できるようになってなきゃ、本当に理解したとは言えない」。
 今の私は、ただのアホゥなだけですから〜。ただただ、「かっこいい〜♪」
「かわいい〜♪」で人生成り立ってるもんね。これは脳の中が単純に
なってしまってるだけで。「簡単なことばで」っていう
私の理想とはまったく違うものですが。お気楽人生まっしぐら。