シムソンズDVD青春版

 何ヶ月も前からアマゾンで予約していたDVD。やっと発売日が来て、
手元に届いた。私の買った青春版というのは3枚組みで、本編ディスクに
特典映像がはいってるものとは別に、ボーナスディスクが2枚ついている。
ボーナスディスク1はメイキング映像、舞台挨拶、未公開シーン、フォト
ギャラリー。ボーナスディスク2はインタビュー集。
 本編ディスクについてる特典映像は、『シムソンズ』の公式ホームページで
映画が公開される前から見ていた劇場版予告とTVスポットだったので
な〜んだ、という感じ。私、パソコンの小さな画面でこの予告スポット
何回も見たもん。洋ちゃんの「目を閉じれって言ったべや〜!」
「ゼロからかよぉ〜!」にしびれたものだ。


 前にローソンで、シムソンズのドキュメントDVDも買っていたので、
ボーナストラックに入っているメイキング映像やインタビューなんかも
ところどころ見たものもあった。
 でも未公開シーンは良かった。シムソンズちゃんのシーンと、洋ちゃんの
シーンの2つしかなかったけど、洋ちゃん、こんな演技もしてたんだ、
っていうのが見れて。映画ではいきなりガミさんが現れて「お前は常呂
恥なんかじゃない」って言うのがちょっと唐突だなと思っていたら、
こういう前段階があったんだね。


 佐藤祐市監督のインタビューで興味深かった、大泉洋さんの印象については、
「初めてお会いするのでどんな方なのかなと思ったら、けっこう神経質な方
 だなという印象」だって。
「先々のことを非常に考えていて、自分の今のやるべきこともわかっている。
 シムソンズの子たちの芝居を引き出すことを現場でもやってくれた」そうですよ。
「大泉さんはそうは思ってないかもしれないけど、僕と好きな方向性が似てる
 かなーと思いました。僕は話しやすかった」


 洋ちゃんの身近にいる人は、よく洋ちゃんの神経質さについて感じるようだ。
私が初めて気づいたのは、どうでしょう写真集2でうれしーが、「大泉さんは、
あれでなかなか潔癖症なところがあって、自分のタオルを絶対他人に
触らせない。」と書いていたところから。この文章を読んで、“そういえば”
と思い当たる節がたくさんあったのだ。
 ① 例えば、洋ちゃんは、自分が言おうと思っていた話のネタを先に誰かに
言われたりすると、すごく怒る。
 ② 自分がしゃべっている途中で誰かにさえぎられたり他のことをしゃべり
始められたりするのをすごく嫌がる。
 まあ、こうやって文章に書くと、当たり前じゃん、誰だって怒るよ、ってな
ことだけど、もし洋ちゃんが、上に書いたような状況になった場合の、周囲の
気の遣い方を見ていると、怒り方が尋常ではないんだな、神経質にピリピリ
しちゃうんだろうな、と感じる。
① の状況の時、オクラホマの河野くんが「大泉さん、そういうのには
うるさいですからね〜」と言っていたし、
② の状況の時はシゲが「大泉、こういうの一番イヤがるんだよ」と、
かなり気遣っているのが感じ取れた。



 最後にシムソンズのプロデューサーであり原作者である森谷雄さんの
インタビューでのコトバを。
「大泉さんにギャグのようにして言わせてますけど、
『今、おまえらは宇宙のはしっこじゃない。ど真ん中だ。』
 いつだって自分たちが宇宙の中心だと思っていいんだと、そのことを
 怖がらないで生きていていいんだよということを伝えたかった」


 森谷さんの書いた、シムソンズの原作本、おすすめです。欲を言うなら、
平太がなぜ息子と二人暮らしをしているのか、そのへんの下世話な事情を
詳しく教えてほしかったナ〜。私が気にしてるだけのことです、ハイ。