バルトの楽園(がくえん)

 前から観たいと思っていて、やっと今日観れた。最後のチャンスだったわ〜。
今週の金曜日で上映終わるとこだった。しかも、今日だって、早朝9時5分
スタートの一回しか上映されてない。休みの日の朝9時までにJR乗って
街の映画館まで行くのは大変だわ。
 入ってるお客さんはそこそこ多かった。今年の3月に職場をやめた人に
ばったり会ったりした。
 エンドロールが流れても誰一人立ち上がって帰ろうとしなかった映画は
初めてだ。だってヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の『第九』が流れるん
だもの。こりゃ立てない。みんな椅子にしばりつけられたようになってた。


 映画の感想は、うまくまとまらなくてロクな事が書けないんだけど、主人公である
板東捕虜収容所の所長・松江(松平健)の妻役の高島礼子が無駄に色っぽ
かった(爆)。
 徳島の住民たちと捕虜のドイツ兵たちが普通に交流しあっている様子は感動モノ
だった。これは今から90年ぐらい前のお話だけど、現在のうちの町でドイツ人が
歩き回ってたら、こんなに自然に振舞えないな。映画では、収容所から脱走した
ドイツ兵の傷の手当してご飯まで食べさせたりしてる。
 郵便配達夫の男の子が、普通にドイツ語の宛名を読めるようになっていて、
収容所に配達した手紙を、一人ひとり名前を呼んで渡してあげてるシーンが
大好きだった。

 この場所で日本で初めて『第九』が演奏されたという。そして、いまだに日本人が
大好きな曲となっている。演奏シーンでは、どうしてもナックスのCOMPOSERを
思い出さずにはいられなかった。エンドロールのカラヤンはとにかくやっぱり
かっこよくてたまらなかった!私はカラヤン指揮の、あのテンポの速さが好きだ。


 さて、次に観る映画はいよいよ『釣りバカ日誌』だな。『UDON』はどうしよう。