再び行きます、札幌。

 買っちゃった・・・。本日発売開始のイナダ組のチケット。また
二ヵ月後、札幌へ参ります〜。
 そんなにしょっちゅう行けないよ、北海道。って悩んで迷って、
結論。もろもろ(お金やら時間やら)の問題をいくら考えても、
行きたい欲に勝てなかった。最近、顕ちゃんの『獏』を東京へ観に
行きたくて行きたくて考えてた。そしたらついでに渋谷パルコの
小祭(こまつり)にも行けるしーと思ったけれど。でもジャンボリー
行ったばかりなんだから。琢ちゃんの『つぼ』も福岡で
観れるんだし。とぐっとこらえたんだけど。
 道新ホールには、呼ばれてしまった。やっぱりお膝もとの、憧れの
道新ホールなんだわ。この前札幌の街中をブラブラ歩いてたら、偶然
道新ホールの前を通りかかった。私の泊まってたホテルのわりと近く
だったもんで。またあのホテルが取れるといいな。まだ日程とか全然
決めてないけど。


 2002年に初演された『亀屋ミュージック劇場(ほおる)』の再演。
初演で洋ちゃんが演じた落ち目の芸人の師匠役を今回は森崎博之が演じる。
 モリが語るに


 「洋ちゃんは幼少時代から落語のテープで育った人ですからね。
  当たり役だし、本人も大事にしている思い入れのある役なので、
  見事にぶち壊してやろうと思ってます(笑)」



 今は東京で『陥人――どぽんど――』に出演して、ナックスでの作・演出家
という役割を離れて役者としての立場だけで芝居に専念しているモリ。
次のイナダ組でも古くからやってる役者陣と久しぶりに一緒の舞台に立つことを
楽しみにし、ナックスでは誰も演出してくれないので、たっぷり演出してもらい
たいと語っていた。そしてそれがまた次のナックスの芝居へとつながっていくん
だろうけど。


 昨年、『コンポーザー』の福岡公演を観に行った時、モリがこう語っていた。
今回全国公演をすることの意味は、全国の皆さんに「北海道にこんな劇団が
いるよ」ということを知ってもらうため。そしてゆくゆくは北海道まで
皆さんが観に来てもらえるようになれば、と思っている。と。
 洋ちゃんが繰り返し言っている、「東京に出て行くんじゃない、基本は北海道
にいる。北海道に来ないと見れないというものを失くしたくない」という考え方
なのよね。


 その時のモリの言葉が、私の中にずっとあったのかも。テレビ画面を
通してじゃなく、直接ステージから語りかけられたし。やっぱり北海道での
お芝居を観なきゃ、って。


 それとね、先月の札幌旅行記に書かなかったけれど、すすきの辺りを
歩いてた時に、イナダ組の小島達子さん見かけたのさ!普通に自転車に
乗って信号待ちしてた。話しかけたかったけど、勇気がなかったなぁ。
隣にもう一人、同じように自転車に乗ってるお連れさんがいたし。
私の知らない女性だったけど、劇団仲間っぽい雰囲気だった。
 あー札幌にいて、生活してるんだよな、みんな。と思った。札幌を
歩いていれば、そのうち江田くんやJさんにだって、出会えるかもしれない
んだーってね。


 もうもう、イナダ組に呼ばれる運命だったのよ、私。ということに
しておこう。
 さて、11月の北海道は、確実にダウンジャケットが要るわね。
今年こそは早めに買おう。毎年買いたいと思いつつ、「今年はまっいいかー、
来年で」の繰り返しだったダウンジャケット。なんだか生活のすべてが北海道
向けになってる・・・。