『歌姫』を観た

 新宿中央公園に面したホテル。蝉の声がものすごい。ミンミンゼミ?
「み〜んみんみんみーーーん」っていうの。うちの近くでは聞かない声。
地方によって違うのか?うちの近所の蝉は「ジ〜〜ワシワシワシワシ」と
鳴きます。

 結局昨日も、ちょうど電車を降りて外に出る段になったら雨がやみ、
湿度が低く雨上がりで打ち水をした後のような、風が涼しい爽やかな気候で
歩きやすくて良かった。


 今日は銀座山野楽器へ1X8キャンペーンの足跡を辿りに。告知では
木村洋二だけみたいな書き方してあったけど、やっぱり洋ちゃんも来てた
みたいで、写真とサインが飾られてあった。
 北海道コーナーみたいなのがちょっとできていたので、前々から
買おうか買わまいかと思っていた樋口了一さんのマキシシングルCD
夢旅人のテレビ版と2002を両方購入。それから『DVDレビュー』。
こんなに店頭に簡単に並んでるなんて。その他にもその棚に並んでいた
北海道関連の本など買いまくり。『DVDレビュー』は、私の地元では決して
売ってなくて、以前どうでしょうのディレクター二人のインタビューを
読みたくて探したときも、本屋さんでも取り扱いがないので取り寄せが
できないと言われ、CDショップに行っても無理と言われて、
面倒な手続きをとって編集部だかなんだかに頼んで送ってもらった。
今回も、1X8の宮野さんの記事もあることは知ってたけどもうあそこまでの
取り寄せは面倒だと思ってあきらめていたところ。


 そして、買い物(しかも本とかCDとか重いものばっか)のしすぎで
荷物が山のようになったので、いったんホテルへ荷物を置きに帰ってから、
夜は新宿シアターサンモールへ。
 東京セレソンデラックスの『歌姫』鑑賞。正直、初めて見たので
どの人がセレソンの団員さんなんか客演さんなんかわからんとですよ。
でもね、私どこの劇団の芝居でも、いったん観ちゃうとあとでネットとかで
調べまくったりしていろいろ知っちゃって、二回目以降その劇団の芝居を
鑑賞するときにはもう身内感覚みたいになっちゃってなかなか冷静に
観れないので、なんの予備知識もないまま見るその劇団初体験の公演てのは
貴重なわけですよ。二度とない見方なの。
  
 『歌姫』。泣けた〜。わかりやすくすごい泣ける。幕間とか、鯖子さんが
握手してくるとことかで、ぐわ〜っときた。
 昭和の香りがするところはちょっとイナダ組っぽい。

 開演前の舞台上で前説っていうか、3人の男が勝手にぼそぼそと
しゃべっているのが面白かった。「芝居の間中ずっとしゃべってる人が
いるんだよね」「そういうのは演出の妨げになるおそれがあるよね」
「ずっといちゃいちゃしながら観てるカップルもいるよね」
「そういうのは演出の妨げになるよね」「・・・それはならないよね」
「ならないよね〜仲良く観てほしいよね」
「開演までもうしばらくお待ちくださるよね」「くださるよね〜」。
どことなく訛ったしゃべりかたで、もっとずっと聞いていたかった心地よさ。