竹馬の友、ひでおくん
洋ちゃんに「ひでおくん」という昔からの幼馴染のお友達がいることは、
いろんな所で話してるときにちょこちょこ出てきてて、シゲたちも
知ってるようだ。その話しぶりから、私も”よっぽど仲が良いんだナー”と
感じていた。
サンデーの、大泉さんお誕生日おめでとう企画で、噂のひでおくんの声を
初めて聞くことができた。電話の声を録音してるような感じ。洋ちゃんには
誰からのメッセージか知らされず、いきなり聞かされた。
ひでお「大泉くん、たんじょうびおめでとう」
洋「（すかさず）ひでおだべや！」
ひでお「小学校、中学校、高校、浪人と一緒だった高橋ひでおです。
いや、ほんとにうれしいよねー。死んだ恒三じいさんもきっと
地獄で喜んでいると思います。
子供の頃、大泉くんは母さんに『なんでもう少し早く生んでくれなかった
んだよ』って言ったら母さんが『私だってあんたとわかってたら生まな
かったわよ』っていうことを言われて”なんも母さんそこまで言わなくても
いいのに”とへこんでいたことを思い出しながら、今ではこんなに有名に
なっちゃったねー。これからの活動も僕にとってプラスになってくれる
ことを祈っております。本当におめでとう。
じゃー、カミサンのさとこにかわります。カミサンは中学、高校と一緒
だったんで、たくさんの思い出があると思いますんで。」
さとこ「大泉くん、お誕生日おめでとうございます。さっこです。
いろいろ思い出さがしたんですけども、あまり思い出がありませんでした。
中学校のときにクラスが一緒だった記憶があります。
あと、私たちが結婚した時に、大泉くんがうちに遊びに来て、
空気清浄機を買ってくれるって言ってたのは覚えてるんですけども、
ずっとご連絡が無いので、４年目の今年に自分たちで買いましたので、
もういいですので。それではさようなら」
このメッセージの録音テープが終わると、洋ちゃんはすごい勢いでひでおくんの
話を始めた。
ひでおってもうバカなんだから！こいつほんとバカなんだから！
中学校の頃、チーム分けするのに「グーとチーで合った人♪」ってやるじゃん、
ひでおは「グーとちんぽこでっかいひでお♪」ってずっと言うんだぜ。
「グーとちんぽこでっかいひでお！、ひでお！、お！、お！」ってやるんだから。
バカなんだから！
ドリームズカムトゥルーの『サンキュー』っていう歌あるじゃん。
その歌で必ずド頭のところで「ひで〜〜お〜〜♪」って言うんだよ。
おかげで『サンキュー』聴いてもひでおの歌にしか聞こえないんだよ。
冬場、藻岩高校通うのに、真駒内公園通ってて、どうしてもうんこ
したくなって、野グソしてたっけ人にみつかっちゃったんだよ。
こいつのお父さん、「高橋りきお」っつって、やたら強そうな名前だなと
思ったら利益を喜ぶ男（利喜男）ってやらしい男なんだよ。その名前とって
俺、『山田家の人々』で後藤利喜男（琢ちゃんがやった役ね）ってつけたん
だから。
こいつバカだから、昔、俺と一緒にコンビ組んで、よしもと札幌事務所が
初めてできた時に、俺たち浪人してて、「一緒におわらいやろうぜ大泉」っつって
「おう、いいよ。オーディション受けるか」ってなって、ひでおが
「俺、ネタ考えてきたからネタやろうぜ」て言うから「おい、どんなネタだよ」
って言ったら、「お前がキオスクの店員やれ、俺が煙草買いに来るから」
「マイルドセブンください」「ありません」
「セブンスターください」「ありません」
「キャスターください」「ありません」 ひでお「お前全部ありませんって言え。
じゃ、何があるんですか！って言うから。」洋「で、どうするんだよ？」
ひでお「いや今のオチだ」 って言うんだよ。それで終わりって。
それであきらめたんだから俺。「やめよう、ひでお」っつって。
こいつめちゃくちゃなんだもん。電話で俺が遊びに行く時にさ、電話したんだよ。
多分めんどくさかったんだろうな、俺と電話するのがナ。電波が悪くて聞こえない
んだよ。聞こえないから聞き返さなきゃダメじゃん。明らかに電波悪くて
聞こえてないんだけど、（ひでおが）聞こえてるフリし始めたんだよ。
聞こえてねーのに受け答えすんだよ。
「もしもし・・・おーそうだな、うん・・うん・・わかった。。。
いやいや、それはないわ」とか言ってずっと俺と話してるの。
俺が「おい？聞こえてるか？！」とか言ってるのに「うん・・・そうなんだ
いや、だから大丈夫だよ。おー、したら待ってるわ」とかって言って電話
切りやがってよ。洋「お前聞こえてねーだろ」ひでお「なしてわかる？」
洋「だってお前と俺、話かみあわないもん」
もうとんでもないバカなんだから。こいつと組んでお笑いやってたら俺、
今ないんだもん。
河野「いやー、（コンビ組まなくて）良かったですねー」
いろいろ突っ込みどころ満載なエピソードだったけど、ひとつだけ
突っ込ましてもらおうかな。それはまた明日で。
